乳幼児健診とは
乳幼児健診は、市町村などの地方自治体が定める乳幼児の健康状態を把握するための健診です。
橿原市では、3か月健診・後期健診(9~11か月)・1歳6か月健診・3歳児健診の4回が定められています。
当院では、主に後期健診を実施しています。3か月・1歳半・3歳の乳幼児健診は、各区の保健福祉センターで実施されます。これら4回の健診は、地方自治体から発行される乳幼児健康診査受診票があれば公費で受診できるため無料です。こどもの健康や成長を守るため、忘れず受診しましょう。
健診内容
- 身体発育状態や栄養状態に関するアンケート
- 身長、体重、頭囲、胸囲の計測
- 運動能力や精神発達のチェック
- 予防接種の実施状況チェック
- スポットビジョンスクリーナー(視力検査)
- 皮膚の疾病の有無確認
- 診察や検査による疾病や異常の有無確認
- 食事指導
- 成長に応じた子育て指導
乳幼児健診で行う検査
各種感染症迅速検査
溶連菌・アデノウイルス・RSウイルス・ヒトメタニューモウイルス・インフルエンザ・ロタウイルス・マイコプラズマ・ノロウイルスなどに感染していないかを確認する迅速検査です。
炎症反応検査
細菌感染症にかかっていないかどうかを確認する検査です。
超音波検査
超音波によって心臓や腹部の状態を調べるエコー検査です。
心電図検査
心臓の状態を確認する検査です。
尿検査
尿の採取によって、糖やたんぱくの値などを確認する検査です。
血液検査
一般的な採血検査です。血液型検査やアレルギー検査も可能です。
細菌培養検査
鼻・喉・血液・尿・便などに細菌が潜んでいないかを確認する検査です。
持ち物
- 健康保険証
- 乳幼児医療証やこども医療証などの自治体の医療証
- 乳幼児健康診査受診票
- 母子健康手帳
- 子どもの着替え
- 授乳やミルクに必要なもの
- 替えのオムツ
- タオル