食物アレルギーとは
食べ物が原因で引き起こされるアレルギーです。特定の食べ物を食べたときや触れたときにアレルギー反応があらわれます。主にタンパク質が原因だと考えられています。症状は人によって皮膚症状・消化器症状・呼吸器症状などさまざまです。
乳幼児では5~10%、5歳以降では1~3%が食物アレルギーを持つとされています。ただし、こどものころの食物アレルギーは成長するにつれて耐性が獲得され、大人になると改善することも少なくありません。ただし、重篤な症状を引き起こすアレルゲンもあるため注意が必要です。
また、こどもは症状をうまく表現できません。そのため、こども特定の食べ物を嫌がっても好き嫌いだと決めつけず、検査を受けることが大切です。
食物アレルギーになる原因
消費者庁が定めるアレルゲン特定原材料としては、28品目が挙げられます。
えび・かに・さけ・さば・いか・いくら・あわび・小麦・そば・ごま・大豆・卵・乳・落花生・アーモンド・くるみ・カシューナッツ・オレンジ・キウイフルーツ・バナナ・もも・りんご・牛肉・豚肉・鶏肉・まつたけ・やまいも・ゼラチン
食物アレルギーの症状
- 皮膚のかゆみ
- じんましん
- むくみ
- 湿疹
- くしゃみ
- 鼻水
- 鼻づまり
- 咳
- 息苦しさ
- 喉からのゼーゼーやヒューヒューという音
- 目の充血
- 目の腫れ
- 涙
- 口内や唇の腫れ
- 舌の違和感
- 下痢
- 吐き気
- 嘔吐
- 血便など
- 頭痛
- 意識がもうろうとする